初めてビッグイシューを買った
私は地方公務員ですが、令和6年度は省庁出向をしていました。出向元への月次報告として残業時間は提出していましたが、「もしよければ休日の出来事をざっくばらんに教えてください」と案内があったので、せっかくなら日記風に出来事を報告しようかなと思い、書いて提出したものを載せています。
R6.8
初めてビッグイシューを買いました。
かなり前、好きな作家さんがビッグイシューを買ったとツイートしていて、それはなに??となって検索したところ、ビッグイシューという雑誌があり、その販売はホームレスの方が行っていて、ビッグイシュー販売の仕事によって自立できるよう応援する取組が存在するのだと、その時初めて知りました。ビッグイシューそのものも雑誌としての質が高いというコメントも出てきて、バックナンバーの特集例を見ると面白そうで、普段雑誌はほとんど読まないものの、いつか買ってみたいと思っていました。さらに後から調べて知ったのですが、ビッグイシューの販売場所はそれぞれの販売者によって細かく決まっていて、販売される曜日や時間帯も販売者によって様々で、バックナンバーはネットで注文できるものの、いざ販売者を探してみると本屋で本を買うほど簡単にはいかないものだと分かりました。
初めての購入に至った日、普段使わない駅周辺をたまたま歩いていたら、冊子を持って立っておられる方を見つけました。目的の方向にさくさく歩く人の流れに乗りながら、その方の近くまで来て歩調を落として冊子に目をやると、この方が手にしているのはビッグイシューだ!と気付きました。いつか買ってみたいなあと思っていたにも関わらず、知らない方に自分から声をかけて雑誌を売ってもらうという行動はどうしても緊張するもので、少しためらい、一度通り過ぎました。でも、この日はさらにたまたま大きめのリュックを持って移動しているという荷物が増えてもかまわない状態で、今が一番いいタイミングだと感じたので、内心そわそわしながら通り過ぎた道を戻りました。
販売者さんに向かって近寄るとすぐにこちらに気付かれたので、1冊くださいと伝えると、冊子とともに手にしていたプラスチックケースを開き、中から新しい冊子を手際よく取り出してくれました。
450円です、ちょうどですね、ありがとうございます。
するすると料金の受け渡しが終わり、冊子を受け取りました。
VOL.485、2024.8.15、特集 あした美術館へ
帰りの電車でざっと流し読みして、宿舎のある駅に着いて、部屋には帰らず少し歩いてコメダ珈琲に行って、のんびり読みました。 メインの特集「あした美術館へ」は未だにざっと読んだ段階で止まっていますが、他に「箱男」という8/23公開の映画について取り上げられていて、主演俳優のインタビューが載っていました。ミステリアスな雰囲気の「箱男」の物語のあらすじと、芸能人に詳しくない私でも知っている佐藤浩市が出るというところが無性に気になり、その日の夜に映画館へ観に行ってきました。
「箱男を意識する者は、箱男になる」という序盤のフレーズから始まった映画に、ホラーの要素が強いのかな?だったら嬉しいなあとその後の展開を想像しましたが、結果的に箱男の映画は、私にとってはジブリの「君たちはどう生きるか」くらいに、ちょっとどう捉えていいか、うーん、あくまで私にはだけど、よく分からない、私には、人には、向き不向きがある…という感想でした。
ビッグイシューを買うというやってみたかったことをやって、そこから偶然得た映画の情報にピンときて観に行っても、別にそれが運命の映画との出会いになるというわけではない、まあそんなもんか、と、観終わってから緩やかに力が抜けました。ただ、それはそれで、ビッグイシューを買えたことと、コメダ珈琲でのんびり読んだことと、思い立ってすぐに映画に行くことができるという環境で暮らせていたありがたさと一緒に思い出すんだと思います。
そして、直近のビッグイシューのバックナンバーでもいくつか読みたい号を見つけましたし、販売している方に会えたら最新号と一緒に購入させていただきたいと思います。